必要な資格
- 食品衛生責任者
『食品衛生責任者』はキッチンカー1台につき、1名以上の食品衛生責任者を配置する必要があります。
『食品衛生責任者』の取得方法
各都道府県の食品衛生協会が開催している『食品衛生責任者養成講習会』を受講することで取得できます。
講習会は各都道府県の自治体ごとで月に数回開催しています。
現在はeラーニングでも取得できるようになっています。
交付までに時間がかかる場合もありますので、下記より早めにお申し込みをしましょう。
『食品衛生責任者養成講習会』の内容
受講費用はおよそ1万円前後です。
講習会は座学で6時間で終了します。
小テストもありますが合否には関係なく、簡単に取得できます。
講義内容 | 時間 |
---|---|
衛生法規 | 2時間 |
公衆衛生学 | 1時間 |
食品衛生学 | 3時間 |
受講免除などもあり
具体的な免除例では、以下のようなものがあります。
- 作業衛生責任者
- 食品衛生管理者
- 食鳥処理衛生管理者
- 栄養士
- 調理師
- 製菓衛生師
- 船舶調理師
- 医師
- 歯科医師
- 薬剤師
- 大学で畜産学、水産学、農芸化学、医学、歯学、薬学、獣医学など関連の課程を修めて卒業した人など
各都道府県の食品衛生協会によって違いがありますので詳しくは直接確認してみましょう。
資格の更新
有効期限はないので更新の必要なし。
ただし資格取得後は数年に1度の実務講習会の受講があります。
必要な営業許可
- 保健所の営業許可
保健所の営業許可の取得方法
令和3年6月1日から、新たな「営業の許可制度」「営業の届出制度」が始まりました。
平成30年の食品衛生法の改正に伴い、営業許可業種が見直されています。
営業許可を取得する際に求められる設備や条件は統一されましたが、保健所によって細かな部分が異なることがあります。
必ず各都道府県の保健所のホームページから各自チェックすることをおすすめします。
下記は東京都における取得方法です。
さて、営業許可の種類は2つに大きく分けることができます。
食品営業自動車業(調理営業)
- 生ものは提供しないこと。
- 営業車内での調理加工は、小分け、盛り付け、加熱処理等の簡単なものに限ること。
食品移動自動車(販売業)
- 営業車内で取り扱う食品は、あらかじめ包装されたものに限ること。
- 営業車内での調理加工は行わないこと。
自分にあった販売スタイルを確認し、営業地域における各都道府県の保健所にお問い合わせをいたしましょう。
保健所の営業許可の流れ
- 保健所に事前相談
- 申請書類を提出
- キッチンカーの検査日程を調整
- キッチンカーの検査
- 合格後2週間ほどで許可証が発行
- 許可証を提示して営業スタート
保健所の営業許可は営業する都道府県ごとに取得する必要があります。
費用はおよそ15,000円で、有効期限は5年間です。
営業許可はキッチンカーの台数分必要となります。
まとめ
保健所の営業許可には食品衛生責任者を先に取る必要があります。
食品衛生責任者は簡単に取得できますので、後回しにせずにすぐに取得しましょう。
現在はeラーニングで受講・取得できます。
保健所の営業許可は各自治体により若干のルールが違います。
まず事前に問い合わせをし確認しながら申請を進めていきましょう。